
満月の夕~ウチナーグチ(沖縄方言)オリジナル・ヴァージョン~
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久高島行きを決めて、情報収集にと見た久高島をロケ地にした映画「豚の報い」。沖縄的な人間戯曲が映える映画で、なかなか面白かったです。その映画のエンドロールで流れた曲がこの「満月の夕」。三線の音色に様々な哀愁を漂わせる歌に、実は映画の中で一番心を動かされたときでした。
満月の夕は、ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬とヒートウェイヴの山口洋が共作し、そのオピニオンは阪神大震災。あの時の惨劇を思い起こさせさらに前向きに捉えようとするメッセージがこめられた曲になっています。共作の観点からですかね、2つのロックバンドから別々にオリジナルとして歌がリリースされています。豚の報いの満月の夕は、ウチナーグチ、いわゆる琉球ことばで歌われたもので、歌詞全体も書き換えられたものです。この映画の音楽を担当したのが、元ソウルフラワーユニオンでクラリネット奏者でチンドン研究家の大熊亘。こちらのウチナーグチヴァージョンにソウルフラワーユニオンが参加しているところからも、くくりつけはこちら側となりますかね。
このウチナーグチヴァージョンは、前述のとおり歌詞も全面的に書き換えられているのですが、その中身は戦争の悲しみを歌ったものになっています。ソウルフラワーユニオンは阪神大震災時に被災地をめぐる慰問ライヴを行ったり、沖縄の基地問題を取り上げ辺野古でライブを行ったり、さらには東ティモールの独立ライブに参加したりと、平和活動に沿った音楽活動をしているバンド。そこにはよわいものへの眼差しがあり、そんな彼らが阪神大震災から生んだこの歌と、沖縄の悲しみ。その2つが通奏低音として繋がって、人を感動たらしめる。そんな印象ですね。
そんな満月の夕のウチナーグチヴァーションの歌詞を。
と思ったんですが著作権を侵害したくはないのでやめておきます。
変わりに、沖縄方言講座。
チムってのは、心臓のことですね。チムドンドンというと心臓がバクバクする、となります。「チムや縮む」というのも同じですね。心臓が縮む思いをする、と。ちむあわし、は心を合わせて、一つにして。
もうあしびは毛遊び。これは沖縄では男女がグループ交際で遊ぶことをこういうそうです。合コンですかね。ちなみにその場は専ら海だとか。沖縄らしいですね。
2なし、これは2つとない。最上級ですかね。
てな感じで。わかりますよね、と。
参考にソウルフラワーの満月の夕を。
ちなみにこの満月の夕は、共作の2バンドのオリジナル、それとこの平安隆がうたうウチナーヴァージョンの他、ガガガSPなど8つのアーティストによってカバーされているとのこと。聞き比べもたのしいですね。
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