- 2007/01/12 00:44
- 四国お遍路2006
四国お遍路に対して全く無知のまま四国に乗り込んでしまった私。そのあまりの無知さに道中かなり損をした印象があります。おかげで道中後悔しました。ここではこれからお遍路に行く方を主な対象にしてこれくらい知っておいたほうがいい、もしくは知っておくとちょっとお遍路が楽しくなる知識をご披露しようと思っております。さて、1回目はお遍路に行く際に「弘法大師に会いに行く」といわれるお遍路で重要なお方、空海さん。
空海は日本で真言宗を起こした方。正確に言うと空海が中国(唐)に留学して真言宗を学んできて日本に持ち帰ったのがそれ。総本山は奈良の高野山金剛峰寺。ちなみに真言宗と同時期に起こされたのが最澄が興した天台宗。同時期に興されたこれらの宗派は現世利益、つまりは念ずれば極楽に行けるということではなくて、今念ずればこの世でご利益が受けられること、これを説いているらしいです。真言宗は遍路道中すべてお大師様の思し召しといわれて、いわゆる大使信仰が強く現れている宗派です。ご本尊は寺によって様々なんですが、必ず大使様を奉る大使堂はどの寺にもあるというわけですから、空海のその現世利益の説きがこの宗派では鮮烈だったんだろうことが伺われます。
様々ながら88ヵ所の寺というのは空海に所縁のある寺なわけですから古寺なわけですが、時系列は奈良仏教といわれる南都六宗と鎌倉仏教の中間の平安時代に興されています。さらにちなみに仏教が伝来する前に日本に存在した宗教、これが神道。仏教が寺で神道が神社だってことは言うまでもないですよね。最近そういうことを知らない人が多いみたいなので。神様と仏様は基本的には違うものです。では何で「神様仏様」というのか。これこそ日本宗教の特色で神仏習合ですね。まぁそれでも寺で2礼2拍手はしないほうが良いでしょう。
空海に所縁のある88寺を回るのがすなわち遍路。その中でもとりわけ空海と縁強い寺を3寺紹介。1つは空海の出身地である75番札所善通寺。ここは88寺の中で一番大きい寺です。次に21番太龍寺。結構な山奥にあるこの寺で空海は悟りを開くべく修行しています。結局ここでは悟りが開くことができず、山から飛び降りようとしたという逸話もある寺。最後は日本の瞬間最大風速を観測した室戸にある24番最御崎寺。岬の突端にある御厨人窟という洞窟で太陽の光が口に飛び込んで悟りを開いたといわれています。ちなみにその洞窟から外を見ると綺麗な海と空が見えるんですね。空海の名はそこから取ったといわれています。
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