- 2007/02/04 00:05
- 四国お遍路2006
写真で見る参拝方法の続きです。手も洗って鐘を突いたらいよいよ一番の参拝の重要どころ、本堂、大師堂への参拝となります。
まずは本堂へ。似たような建物が並んでいる場合がありますが、大抵大きいほうが本堂です。分からないときは写真のお坊さんが案内してくれるところもあります。
さて本堂に行ったら供物をします。順序は納札(写経)→蝋燭→線香→賽銭の順がオーソドックスのようです。今思うと結構てんでバラバラでした。この順を頑なに守る必要があるかどうかはさなかではありません。納札は本堂正面に沿っておいてある銀色の納札箱へ。蝋燭と線香は必ず本堂付近にあります。これらの行為は、納札は本尊への名刺の意味合い、蝋燭は仏道を明るく照らすため、線香は匂消しですね。
蝋燭と線香をあげるときはそれぞれ蝋燭は上段から、線香は中心からというのが作法。後の人に迷惑かけないようにですね。火傷してしまいますから。ちなみに線香は3本ということ。1本でも良いようです。写真にように朝一に行くと綺麗で気分がいいんです。
ここまで終わったらいよいよ読経です。お経をあげます。どのお経をあげるか最初は悩むところですが、一例をあげると開経偈、般若心経、本尊名号、大師宝号、ご詠歌、回向文がオーソドックスのよう。開経偈は発願を示し、仏法に出会えたことを喜び、仏の導きを願うものです。主に読経の最初に唱えられます。般若心経は経典の中でも最も仏道を表しているといわれる大切なもの。本尊名号とは寺のそれぞれのご本尊のお名前のこと。といっても阿弥陀如来を阿弥陀如来と言うのではなく、「おん あみりた ていせいから うん」というようなお名前を言います。各本尊にこういうような名が当てられています。何語なのかはちょっとわかりません。大師宝号は弘法大師こと空海のお名前。南無大師遍照金剛。ご詠歌というのは寺を詠んだ短歌ですね。起源はいろいろあるようなので割愛。88寺すべてに各々のご詠歌があります。最後の回向文は仏道と願いが成就するようにという意が込められており、経典の最後に読まれることが一般的。締めの経典ですね。
ここまでで1セット。開経偈から回向文まで一まとまりなのが分かります。
本堂への読経が終わったら、今度は大師堂へ移動して同じく供物と読経をします。そして納経所へ。納経所では納経代300円(全寺一律)を収めて納経と朱印、本尊のお姿写しをいただきます。ここは団体とかち合うと混雑して時間が掛かります。
納経は本尊と大師様へお経をあげる証としてもらうもののため、必ず御参りが済んでからと決められています。この点については結構シビアで中にはちゃんとお経をあげたか聞いてくる寺やお経を啓蒙するチラシを配る寺もあります。これは言うまでもなくお遍路のスタンプラリー化を倦厭する動きですね。お遍路に何しに来るかはその人次第でしょうけど、こう言われたらその作法は守るべきでしょうね。どうでもいい人はいいですけど、こういうことに後ろめたさを感じる人ならやったほうがいいです。この世界はこれが作法なのですよ。
で納経まで終わったら寺を出ます。また、各寺には由緒ある塔や空海さんにまつわる伝説の石などなどありますのでそのあたりも見ていくと面白いでしょう。ちなみにまともに寺参りをするとひと寺所要時間最低20分は掛かります。
最後に寺を出るときに山門にて礼は忘れないで寺を辞しましょう。
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- 写真で見る参拝作法 (2) - 茜食堂 より




