- 2006/01/10 00:00
- 西日本・四国 2004
10月30日 曇 石川県能登町 639km(9013km)
3日目の朝、昨夜と同じく寒さが堪えてあまり眠れなかった。5:00には起きて早々とテントを畳んで出発の準備をする。2日連続での睡眠不足はさすがに堪えそうだ。
天候はここ2日とはうって変わって曇。一夜越えて空に厚い雲が圧し掛かった。
九十九湾園地に朝の散歩に来ている方々と話をしながらゆっくりとテントを畳んで出発したのが7:00、まずは県道35号を通ってのと鉄道松波駅へ。この駅では隣駅の恋路駅への「恋路行き」と書かれた記念切符が買えるとのこと。だが、残念ながら朝早く行き過ぎて売店は開いていなかった。何時に開くかも分からないものを待つことはできず、程なく松波駅を辞する。
ちなみに松波駅がある穴水〜蛸島間ののと鉄道能登線は2005年3月31日をもって廃線になったとのこと。残念ながらもう恋路行きの鉄道は走っていない。
県道57号、6号を伝って北上。能登半島の上端に出る。そこからは国道249号で輪島市街を目指す。写真は三ッ子浜(地図)という海岸。国道249号の巻坂から撮影したもの。
8:30、道の駅千枚田ポケットパーク(地図)着。いわゆる棚田である。ここの千枚田の米は美味しいとされるが、それは機械が入り込めないほど小さい稲田なので、すべてを手作業で行っているからだという。今でこそ海岸線に美しく姿を見せる千枚田であるが、風害の多いこの能登の地域で、こんな崖でも田植えを強いられた地元の人々の苦労が偲ばれる。
9:00、輪島朝市へ。朝の行動を急いでいたのはこれを見たいがため。無論朝市だから閉まるのが早い。何とか間に合ったようだ。
朝市を歩く。テントを建てた出店には海のあらゆるものが売られている。よく目に付くのが干物。
カニ。買ってけと声を掛けられるが、さすがに旅の途中で買えない。
背を丸めた売り子の声が響く輪島朝市。試しに値切りを迫ったみたが、突っぱねられてしまった。なかなか面白いものだ。
朝市を楽しんだのは賞味10分ほど。雨が降ってきて、出店はあっという間に店終いをしてしまった。
9:30、カッパを着込み輪島市街を出発。県道38号を通って能登の海岸線を縫うように進む。この道は狭い道がへばりついているよう。能登の海岸線の象徴のような断崖を進む。そんな不毛の地の僅かな入り江を利用して集落を作り、港を開いている。人々の知恵を考えずにはいられない。
その断崖を縫う県道38号と、能登の風景。嗚呼、素晴らしき能登路かな。
輪島市の西保地区へ。間垣と呼ばれる草の壁である。この地域の天災である風害と雪害をこれで守る。1年に一回取り替えられるそうだ。能登の北端でしか見られない古の知恵である。
能登の旅は続く。
10月30日 曇→雨 石川県能登町→
5:00 起床
7:00 出発
7:30 のと鉄道旧松波駅へ
8:30 輪島市白米千枚田
9:00 輪島朝市
10:00 輪島市西保地区
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