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scene 1-1 函館

8月27日 晴 北海道函館市 960km

先日、先々日の寝不足もあってか、この日はぐっすり眠ることができた。気持ちの良い目覚め。
前日北海道入りしたその日の宿泊場所は七飯町の東大沼キャンプ場。林間のサイトと文字通り大沼湖畔に広がる芝サイトの両方が楽しめる、無料であることが信じられないくらいきれいなキャンプ場だ。
4日間、ここにテントを張りっぱなしで函館へ向かう。毎日函館へ30分の通勤旅だ。

函館入り。最初に向かったのは鮮やかなベイエリアではなく、西洋の風が溢れる元町でもなく、函館の行き止まり、函館どつくがある弁天町だ。
ドックの赤いゲートは、函館山や元町と並ぶ函館の1つの象徴だ。

函館どつくにも、函館の1つの象徴、赤レンガ倉庫がある。
観光向けに改修されているベイエリアのものと比べると明らかに朽ち果てている印象。そんな古の函館がここで垣間見ることが出来る。この倉庫は恐らく使われていないのではないか。

弁天町から海沿いに函館山を周るように進むと、入舟町と舟見町に入る。函館山の裾野の斜面に立てられたこの集落が本当の行き止まり。この付近は漁業の匂いのする街並みになっている。

ここにある外国人墓地がとてもいい。全国でいろいろな外国人墓地を見たが、これほどオーシャンビューに溢れる墓地はなかった。

函館には坂が多い。この坂が一番のお気に入り。

今までいた函館湾側から一気に太平洋側に移動する。一気といってもオートバイで5分。
元々は函館山は陸繋島といわれる、いわゆる離島だったと考えられている。渡島半島と函館山の間に波が砂利を運んできて堆積し、いつしか砂州になった。函館は言わば砂州の街なのである。
写真は大森浜。この付近から見る函館山もとても美しい。海の先には下北半島が映る。

左の函館湾と右の太平洋。内海である函館湾は凪の風景を見せ、それと比較するに太平洋側は少々荒い。静と動。その波たちが女性の体の括れと形容される函館の美しい婉曲を作り出した。ちなみに函館湾から太平洋まで一番短いところで500mほどしかないということだ。
写真は少し高いところから住吉漁港と太平洋の見事な海岸線を写したもの。

函館山の裾野の太平洋側の行き止まりがこの立待岬。函館山の裏側の景勝を垣間見ることが出来る。
だが、晴れた昼間こそ緑々としているが、夜は寥々としている。立待岬までの道路が通行止めになるのは自殺者が出るのも一因か。

函館の旅はまだ続く。

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