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scene 3 早来・静内・えりも

9月1日 晴
函館、室蘭と堪能した旅はこれから2日間、移動の旅が続くことになる。
室蘭から国道36号を東進。苫小牧からは国道234号に入り、早来を目指す。
目標は社台ファーム(地図)。社台ファームは日本競馬会の心臓と言って差し支えない大御所。故吉田善哉氏によって築き上げられた遺志を現在3人の息子に受け継がれ、更なる繁栄を遂げている。
写真はナリタトップロード号。栗毛の馬体が躍動するような美しいフォームで走る馬だった。社台ファームに限らず日高地方では往年の名馬たちを見学することが出来る。

次に向かったのが同じ早来町の鶴の湯温泉。含硫黄−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉は温泉らしさを醸し出すなかなか味のある温泉。明治時代に開湯したという。
旅館は老舗の風情。ここのオーナーは旅人に優しく、頼めば店の前でキャンプをさせてくれるという。

ここからは道道を走り継ぐ。道道10号、道道59号を渡り平取町の二風谷アイヌ文化博物館へ。アイヌ民芸品に目が眩む。キーホルダーと鹿の角ネックレスを購入。
そこから道道80号、道道71号。早来からえりもまでの一帯はサラブレッドの生産地となっていた。道脇に牧場を見ながら快走することが出来る。

二十間道路は5月上旬頃に桜が咲く有名な直線路。この二十間道路は桜の名所であると共に、サラブレッド界の有力牧場が4つ存在する。競馬好きの僕が過去に幾度となく訪れた場所だ。
このとき時刻は17:00。馬たちは放牧を終え、厩舎に戻っていた。牧場はもぬけの殻。
この後、程なく本日の宿静内町の緑のふるさと温泉の森キャンプ場へ到着。名前の通り森の中にある静かな無料キャンプ場。徒歩1分に静内温泉地図)がある。
この日は自炊の後、温泉に入り、就寝。

9月1日 晴 室蘭市→静内町 294km
4:40 起床
5:00 地球岬
6:45 室蘭巡り
9:30 室蘭通過
11:00 早来町 社台ファーム
13:00 早来町 鶴の湯温泉
15:00 アイヌ文化博物館
17:20 静内町緑のふるさと温泉の森キャンプ場到着
20:00 静内温泉入浴
21:30 就寝

9月2日 曇 静内町 2012km

朝起きてラジオを聴くのが日課になっている。天気予報に耳を凝らすと、ここ日高地方は曇時々雨。帯広地方は曇後晴。居心地の良いキャンプ場であったが、出発を決めるとせっせとテントを撤収し始める。ただ、昨夜は夜露が出たため、テントは乾かしながら畳むことに。

静内から襟裳までの道のりは非常に寒々しい曇色が視界を覆う。この地域は風が強く時化ることが多く、さらに襟裳岬に関しては霧多発地帯になっている。

国道235号から336号、道道34号を経由して襟裳岬へ向かう。写真は途中で撮った昆布乾しの情景。おびただしい数の昆布。

12:00、襟裳岬着(地図)。森進一の同名歌がずっとスピーカーから流れている奇特な岬。「襟裳の春は何も無い春です」という歌詞が物議を醸したらしいが、今ではそれもお構いなしか。この天候とあいまみえ、辺境感と旅愁を誘う地となっている。

12:30 襟裳岬は30分ほどの滞在で後にする。
道道34号から国道306号。来た道を戻るのではなく、北へ東へと進んでいく。襟裳岬より東に入ると、なぜが天候が回復した。北海道の背骨といわれる日高山脈はちょうど襟裳岬から北に向かって一直線に延びている。山を越えて、完全に天候が変わった。山が雲を超えさせなかったのだろう。
えりも町から広尾、虫類と進んでいくこの国道336号は黄金道路と呼ばれている。この地域の断崖に作られた道路と無数のトンネルに莫大な費用がかけられたことが由来。

そしてこの日のうちに帯広入り。
旅は続く。

関連リンク

競走馬のふるさと案内所
-日高地区の種牡馬の見学情報
海上保安庁第一管区 室蘭海上保安部HP-襟裳岬のライブカメラがあります。
森進一公式HP

month day condition root inn distance total expence
9 1 室蘭市〜静内町 ふるさとの森キャンプ場 294 1757 5,000
2 静内町〜帯広市 大正カニの家 255 2012 860

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