- 2005/09/22 00:00
- 北海道・東北 2004
9月23日 北海道留萌市 晴 4918km
8:00起床。昨夜の長話が効いたか、遅くなってしまった。
朝食を食べ、暫しの談笑のあと、9:30に出発する。天候は快晴。いい日和。
日本海を離れ富良野に向かう。久々の内陸の旅、そして道北の旅最後の日となる。留萌市街を一望することが出来る千望台(地図)に立ち寄り、日本海と留萌の街に別れを告げる。
留萌市から国道231号で北竜町、妹背牛町を経て、深川市で国道12号に乗り換える。11:00に旭川市の西端にある神居古潭(地図)に着く。かつてのこの地は断崖が人の往来を遮っていた人間不毛の地で、アイヌ時代には「神の郷」と呼ばれていたという。橋許を流れる石狩川は一見静寂そうで実はかなりの激流で、神居古潭甌穴群と呼ばれる川底に穴を開けるほどの渦を見ることができる。
かつては石狩川の急流沿いを鉄道が走っていたが、現在は鉄道線は川の北側に掘られたトンネルを走っている。当時の路線は整備され、静寂と森林美溢れるサイクリングロードに生まれ変わっている。当時の神居古潭駅はそのまま遺されていて、周辺にはこの地域を駆け回ったであろう、往年の名車デゴイチ(国鉄D51型蒸気機関車)が展示されている。
この日は神居古潭の祭り「こたんまつり」が催されていて、出店なども並んでいた。トウキビとラムネを買い、のんびりと味わった。
13:00に神居古潭を出る。旭川の市街を避けるようにUターンと遠回りをして、1時間30分掛けて旭川の北、和寒町へ向かった。目的は かぼちゃの王国。稚内で会った旅人に是非と薦められたスポットだ。
ここ和寒町はかぼちゃの生産量が日本一という。それ故にこのかぼちゃの王国はかぼちゃテーマーパークと銘打って、かぼちゃコロッケ、かぼちゃケーキ、かぼちゃパイ、かぼちゃせんべい、かぼちゃクッキーと、かぼちゃ尽くしのラインナップ。
その中で、僕が食べたのはかぼちゃソフト(写真)。ソフトクリームとしてはかなりの一級品ものだ。
かぼちゃの王国のもう一つの目玉がかぼちゃ神社。テーマパークを標するかぼちゃの王国の唯一のアトラクションがこれ。
ログハウス調の建物の中でソフトクリームを頬張っていると、オーナーだという人が気さくに声を掛けてくる。外にかぼちゃ神社というものがある、この神社はちょっと普通の神社とは違うんだ、是非御参りしてみて。お賽銭は後払いでいいんだ、日本初のシステムだよ、な、珍しいだろ、これは自分で考えたんだ、叶えたい夢を叶ったと思って参拝するのがコツなんだ、是非お参りしていって。
必ず1人でお参りをしなければならないという。僕の前に何人かの人がお参りをしていたが、皆一様に微笑とも苦笑いともいえるような顔で帰ってくる。
道北には先々日のトナカイ観光牧場やこのかぼちゃの王国など、言わばB級スポットが多い。店内の客一人一人に声を掛けて回るオーナー。隅々に手が届く良さがこのB級スポットの良さだ。店内にはオーナーへの感謝の手紙が壁に多く貼り付けられている。
そんなオーナーだからこそアイデア溢れるこの神社が出来たのだろう。神社がどういう仕組みなのかは、敢えてここには書かない。是非かぼちゃの王国に足を運んで、自分の目で確かめて欲しい。ちなみに、神社の扉を開けたところにあるご本尊は今までに見たことのないご本尊だったとだけ言っておこう。
かぼちゃの王国を出発したのが、16:00。国道40号を南下して、塩狩峠(地図)を越えたのは16:30頃か。塩狩峠は作家三浦綾子が書いた小説の舞台の地。塩狩峠で実在にあった鉄道事故とその事故で殉職した鉄道員の話を基に作られた物語。僕がこの小説を読んだのはこの旅が終わった後のことで、塩狩峠を走った当時は、この峠に込められた思いは知る由はなかった。ただ、静かな森林を抜ける急斜な峠で、その森林を抜けると壮大な上川盆地を一望できる豪快な峠越えだったことを思い出すことができる。
塩狩峠を読んだ今、改めてこの塩狩峠を訪れたいと思っている次第だ。
この後、どこにも寄ることなく、富良野まで走った。宿に着いたのは日もとっくに暮れた、19:30だった。
9月23日 晴 北海道留萌市→富良野市 272km
8:30 起床
9:30 出発
10:00 千望台
11:00 旭川・神居古潭着
13:00 神居古潭発
14:30 和寒・かぼちゃの王国着
16:00 かぼちゃの王国発
16:30 塩狩峠通過
19:30 富良野着
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