- 2005/10/07 00:00
- 北海道・東北 2004
9月29日 曇 北海道小樽市 5745km
18:00、小樽市に入る。北海道近代史の中でも深い歴史を誇る街。現在では観光事業に力が入り、札幌市に次ぐ道内第2位の観光地だ。
言わずもがな、ここ小樽の観光の象徴が小樽運河(地図)。官庁舎が置かれ、流通、商業の中心になっていた小樽の物流動脈水路。内地から送られた物資がこの運河を通り、現在も残るレンが倉庫群へ荷揚げされていた。
戦後、倉庫業の衰退にともない、小樽運河の埋め立てが市より計画される。反対派を押し切って小樽運河の多くが、全面、一部埋め立てが行われている。それが現在では小樽観光の象徴であるというのはシニカルな話題。観光で多くの人が訪れる小樽運河は、一部埋め立てられた部分である。
小樽に来た一番の目的は友人と会うため。昨年の北海道ツーリングで仲良くなった小樽在住のライダーさん。旅に出る前に事前に連絡して、再会を心待ちにしていた。元は関東の方で、旅が興じて小樽に住むことになり、観光の仕事をされている元旅人。そんなところも親密になった契機なのだと思う。
19:00頃、仕事が終わった友人と再会。お祝いにと寿司をおごって貰った。久々の再会もあり、話と箸が進む。
まずは、と連れて行ってもらったのが、北運河。小樽運河の一部で、いわゆる観光でよく訪れる運河部分の北の部分一帯を指している。北運河は小樽運河が当時のまま遺されている貴重なスポット。だが、すぐ近くの北運河には観光客はほとんど来ない。こういう本当に遺されたスポットがあるというのに、皆、観光地化された小樽運河を見ては納得して帰っていく。不思議なものである。
20:30、天狗山(地図)に登り小樽の夜景を楽しむ。小樽の夜景は函館、札幌と共に北海道三大夜景と称されるが、意外と光量は少ない。
この後は友人宅に押し入り、今の旅の話、去年の思い出、友人の昔の日本一周の話など話に興じて夜を過ごした。
9月30日 曇 北海道小樽市
7:00起床。友人と一緒に朝食を食べ、友人を会社に送り出す。当初は一泊だけさせてもらう予定だったが、明日が会社が休みで、折角だから明日は一緒にツーリングしようということになり、もう一日お世話になることになった。そのお陰で今日去るはずの小樽巡りに一日猶予が出来た。荷物を置かせてもらって小樽の旅に出る。願ったりである。
10:00、小樽駅に。1934年から使っている駅舎は頑丈な鉄骨造り。壁に無数のランプが飾り付けてあり、来る人の目を引く。小樽駅のホームにも幾つかランプが取り付けてある。
小樽駅は夕刻あたりに訪れるのが一番良いという。言わずもがな、このランプの灯が一番綺麗に輝くからだ。その時代を遡ったようなレトロな情景は鉄道ファンならずとも、一度は目にしたい光景だ。
小樽駅にある「むかい鐘」。英語で記すとwelcome Bellとなる。すなわち、列車が小樽駅に着くと鳴らされていた鐘。上り列車だと2回、下り列車だと3回と分けられていたとのこと。
小樽駅から港へ向かう。緩やかに坂を下る。
駅から港に向かう道の周りには多くの歴史的建造物が立ち並んでいる。戦後、輸送の主役が航空に変わるまでは、港町は重要な経済、交易の拠点であった。明治以降急速に発展した港町小樽。戦後、経済の拠点の多くが札幌に移り衰退していった、そのままの姿を今ももっているの今の小樽である。
中でも、歴史的建造物が多く立ち並んでいるのが、堺町の通り(地図)。メルヘン街道とも呼ばれている。ここは煉瓦で出来た建物や倉庫だけでなく、かつての商店街を匂わす木造家屋一緒に軒を連ねている。そんな歴史的建造物で実際に店を開いて、観光客を迎えている。硝子細工で有名な北一硝子もこの中にある。僕はオートバイを降りてその街並みを歩いた。ただ、そんな歴史ある建物たちを愛でるように眺めるには少しばかり人が多く雑多である。
12:00になったところで、腹拵えをする。
友人に教えてもらった自然派らーめん「麻ほろ」。名前の通り、羅臼昆布などを使用して天然素材にこだわったらーめん作りをしている店。地元の名店との噂どおり、非常に美味しいラーメンだ。
小樽の旅は続く。
9月29日 曇 北海道札幌市→小樽市
18:00 小樽運河
19:00 食事
20:00 小樽港・北運河・天狗山
21:00 友人宅へ
0:00 就寝
9月30日 曇 北海道小樽市
7:00 起床
10:00 出発・小樽駅
11:00 堺町 歴史的建造物巡り
12:00 麻ほろにて昼食
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