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scene 26-2 小樽

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北海道小樽市忍路 忍路神社

9月30日 曇 北海道小樽市

13:00。街を観光して腹ごしらえをした。午後からは、少し小樽の郊外に足を向けた。
まず向かったのが小樽の最西部にあたる忍路(地図)という集落。おしょろと読む。


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北海道小樽市忍路付近

忍路の漁港から道なき道を登ってみた。その終点がこの広場。赤土。


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北海道小樽市忍路 忍路環状列石

忍路には誰にも知られていないが、非常に歴史学的に価値のあるスポットがある。それが忍路環状列石地図)だ。縄文時代に作られたといわれる、いわゆるストーンサークル、お墓である。形は歪だが、円を描いて石が置かれているのが分かる。


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北海道小樽市オタモイ オタモイ海岸

14:00、忍路から市街へ戻る形でオタモイ(地図)へ。巨大な赤岩が露出する、寂寞な感情を想起させる海岸だ。昨年も足を運んでいるお気に入りの場所だ。夕日の景勝地でも知られるが、昨年同様それを目の当たりにする天候には恵まれなかった。


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ここオタモイは、かつて日本で初めて造られた遊園地があったところ。看板の説明を見ると、今で言う遊具がある遊園地というよりは、遊郭の風情か。それでも、ニシン漁と貿易で栄えていた当時の小樽、一日数千人来場するというかなりの賑わいぶりだったという。まさに夢の跡。


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北海道小樽市オタモイ付近にて

海岸線から遊園地の遺跡である遊歩道が整備されている。人が1人通れるほどの歩道が断崖にへばりつく様に繋がっている様は壮健。そして非常に寥々とした雰囲気。
海岸から今に形を遺す遊園地の跡。まさに夢見た竜宮城の遺跡とでも言うべきだろうか。


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北海道小樽市オタモイ オタモイ駐在所

遊歩道を歩いた先に、オタモイの駐在所が。海の警備だろうか、ずっと住んでいるようだ。ここに来るまでに、郵便屋が細い遊歩道を原付で走って郵便物を届けていた。駐在所の隣には子宝にご利益があるというオタモイ地蔵が備えられている。
ベンチで景色を眺めながら休憩していると、駐在所から人が出てきて、「何しに来た」と昨年と同じ質問を僕にした。


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北海道小樽市祝津 鰊御殿

16:00、高島岬(地図)へ向かう。岬の高台にそびえ建つ鰊御殿は、先の台風の影響で見学不可。屋根が完全に飛ばされている。


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北海道小樽市祝津付近より

高島岬のとある付近から、隣接するおたる水族館のショーが見えてしまう。
実は、このシーンは高橋しんが描いた小樽を舞台にした、アニメ化に映画化されている人気コミック「最終兵器彼女」で使われたシーンと同一の場所。デート中に財布を落としてしまった主人公のカップルがここからショーを盗み見る。
僕がこのコミックを読んだのは旅から帰ってきた後で、偶然同じ場所に行っていた。僕の他にも家族がここからショーを見ていた。

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北海道小樽市富岡 船見坂

17:00、ショーを堪能した後、市街へ戻った。そして、船見坂へ。オートバイでのUターンが困難であるほどの坂を登る。登った先から見る、一本の直線が先の港や倉庫、海岸へと滑り落ちていくすばらしき光景。港町に急坂、2つの旅愁を誘う言葉。そしてその2つの項目が合さる故の絶景である。


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北海道小樽市手宮 小樽港厩町岸壁にて

17:00、坂を下って、小樽港へ。港といっても降りたその先の港ではなく、厩町岸壁という港湾を少し回りこんだ市街を反対から見ることができる位置(地図)。街の裏に聳え立つ天狗山に小樽の街が守られているよう。
この地域は、あまり観光に露出していないが、テレビドラマでも使われる、市民の憩いの地。昼は釣りを楽しみ、夜はカップルが多くここを訪れる。是非にと友人に誘われたスポットだ。

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北海道小樽市手宮 小樽港厩町岸壁にて

この日は一日曇が晴れなかったが、この夕刻の僅かな時間だけ空が彩色された。なかなか見られない、澄んだ夕日の色がとても心を和ませてくれる。


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北海道小樽市手宮 小樽港厩町岸壁にて

ゆくゆく暮れている空。港岸に繋がれた一隻の漁船が絵になる光景。


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北海道小樽市手宮 小樽港厩町岸壁にて

海岸線の光を反対側から眺めるのも港町ならではか。さながら小樽裏夜景といったところか。趣きある景色を前に旅の素晴らしさを謳歌している喜びに浸る。先日までの停滞した気持ちの反発か、この日は精力的に動き、目一杯楽しんだ。それと裏腹に、明日から月が変わり、旅が終末に近づいていることも実感する。
それでも、まずは目の前にあるものを味わって。仕事が終わった後に夕食の待ち合わせをしている友人に、こんな素敵な場所を教えてくれたことに「ありがとう」を言おう。


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北海道小樽市手宮 小樽港厩町岸壁にて

9月30日 曇 北海道小樽市 73km
13:20 忍路集落
14:00 オタモイ
15:00 高島岬
16:00 小樽市街地へ戻る
17:00 船見坂
17:30 小樽港厩町岸壁
17:50 北運河
19:00 小樽運河食堂 すみれにて夕食
20:00 友人宅へ
23:30 就寝

関連リンク
小樽運河食堂-小樽運河側。すみれなどの名店が入るラーメン館あり
オタモイ遊園地リポート-詳しい説明。個人ページセンチメンタル通りより
オタモイ-こちらも詳細。個人ページ雑記帳。小樽のサイト
現在都市残酷物語-小樽編-都市の不自由さという視点が面白い
もっともっと北へ-小樽、札幌、函館の北海道三都の旅行記
小樽歴史的建造物
小樽路地裏散歩
小樽フィルムコミッション

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