- 2005/11/07 00:00
- 北海道・東北 2004
10月6日 晴 青森県むつ市 6753km
涙が流れたのは船のせいにすることにした。船は黙っていても進んでくれるが、ここからは自分の意志がないと先には進んでいけない。まだ先があるんだ。そう思うと、涙はすんなり止まった。
船は定刻どおり11:10に大間港へ着いた。また改めての帰路の旅。大幅に延びてしまった北海道滞在。2日前に帰宅は3日後と決めていた。東北をゆっくり回る予定が、すっかり時間がなくなってしまった。僕はスポットを出来るだけ北東北に集めて、青森から秋田を通る一本のルートを決めて、東京へ上ることにした。残りのスポットはまた今度に。
11:30、そしてやはり往路に訪れた大間崎に来てしまった。フェリーが港に着いてオートバイにまたがると、何かふらふらする。涙腺が緩んで三半規管が狂ったのか。何か定まらない。北海道への未練、なのだろう。このまま目的地へ走ることをためらって、偶然前を走るオートバイにふらふら着いていったら、大間崎まで連れて来られた。
でも、一旦大間崎に来るとすっかり気分が晴れてしまった。ここで海を隔てた北海道を見て、海を経て今本州にいる自分のピントがすっかり合ってしまって、むしろ拍子抜けした。
早い昼食だが、大間崎の食堂でとることにした。マリンハウスくどうでマグロを食べる。大間といえばマグロ一本釣り。大間のマグロは一般的に食すマグロと違ってすこし淡白な印象。でもそれがいい。
すっかり腹ごしらえをして大間を後にする。最後に北海道を一瞥。そうだな、敢えて言葉を掛けるなら、また。
12:45、風間浦村の下風呂温泉新湯(地図)へ。ここで一風呂。源泉掛け流しの名湯で有名の下風呂温泉だが、かなり熱い。源泉温度が95度というから、それでもかなり温くなっているらしい。僕が入っている間は誰も入って来ず貸切さながら。ゆったりをお湯を楽しむ。
14:00、今日の宿、むつ市の国設薬研野営場(地図)へ入り、早々と手続きを済ませてテントを張る。ここは恐山の中腹にある温泉や渓流などが有名の景勝地。北海道ツーリングの本州最終基地としても有名なキャンプ場だ。
15:45、下北半島の東端、尻屋埼(地図)へ向かった。目当ては寒立馬。メディアでも度々取り上げられるこの馬たちは、ここ尻屋埼でただ草を毟って自力で生きている。夏でも冬でもこのように放牧されているこの馬たちの厳冬にも耐えうる強さにはただ脱帽するばかり。
ここ尻屋埼では馬が中心。このように寒立馬が道路を横切る時はこちらが止まってゆっくり歩く馬たちが通り過ぎるのを待つ。そのゆっくり歩く様がとても愛らしい。
ここ尻屋埼は夜間と冬季には入場制限がかけられる。まさに馬優先主義の地。
尻屋埼にある尻屋埼灯台。レンガで出来ている灯台で、東北では一番歴史が古い。日本の灯台50選に選ばれており、海上保安庁に定められた保存灯台としては最高ランクのAランクを付けられている。
道にオートバイを停めて海岸線と尻屋埼灯台を望む。寒立馬と海岸のカーブ。その先の灯台。遺された自然の景勝美を見ることができる。
17:00、尻屋埼のゲートが封鎖される直前までゆっくりを時間を使った。陽は大分傾き、映すものをオレンジに染めている。尻屋埼のある東通村は風が強いことでも有名で大規模な風力発電所が作られている。
18:00にキャンプ場へ戻り。夕食。19:30に同じくキャンプを張っていたライダーの方と一緒に奥薬研温泉・元祖かっぱの湯へ。夜間は非常に暗くておどろしい温泉だ。ざっくばらんな話で盛り上がる。
戻って一杯コーヒー。22:30に就寝する。上々な滑り出しと思える東北一日目だった。
10月6日 晴 北海道函館市→青森県むつ市 150km
11:10 大間港着
11:45 大間崎マリンハウスくどうで昼食:マグロ定食
12:45 下風呂温泉・新湯
14:00 国設薬研野営場着、テント設営
15:00 尻屋埼へ出発
15:45 尻屋埼着:寒立馬、尻屋埼灯台
17:00 尻屋埼発
18:00 薬研野営場着
18:30 夕食
19:30 奥薬研温泉・元祖かっぱの湯
22:30 就寝
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