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scene 32 青森 恐山

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青森県むつ市大畑町 国設薬研野営場

10月7日 晴 青森県むつ市 7024km

7:30、起床。少しは南に下りてきたせいなのか、キャンプでもそれほど寒さは感じなかった。渓流沿いの木々に囲まれた快適なキャンプ場だった。


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青森県むつ市大畑町 奥薬研温泉 元祖かっぱの湯

9:00、キャンプ場を出発。まず昨夜入った奥薬研温泉・元祖かっぱの湯へ。ここは24時間入浴できる無料の混浴露天風呂だが、夜は脱衣所に天球が申し訳ない程度にしかなく、探し出すのさえ困難。そういう意味ではかなり野趣がある。夜中に入った温泉が実際どうなかの見たくて寄ってみたが、こう日中に見るとかなり良い温泉に見える。


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青森県むつ市田名部 恐山菩提寺

9:30、恐山霊場菩提寺(地図)へ。日本三大霊場(恐山・延暦寺・高野山)で知られる、東日本最大の霊場だ。


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青森県むつ市田名部 恐山温泉 礼技の湯

僕が恐山に来たのは、精霊に導かれたのでなく、「いたこの口寄せ」で誰かに会いたかったのでもなく、恐山で温泉に入れると聞いたからだ。恐山は火気厳禁とされる程硫黄ガスが噴出している。オートバイで恐山に近づくにつれ、ヘルメットを被っていても分かるほどの刺激的な匂い。タオル1枚肩に掛けて、意気揚々と入山する。


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青森県むつ市田名部 恐山温泉 礼技の湯

檜で作られている小屋に檜で作られている湯船。元はいたこやいわゆる寺に用のある宿坊のために使われていたという湯。幸い僕が入っている間は他の人は誰も入ってこず、ゆったりと湯と戯れる。こんなところにこそ本物の温泉がある。


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青森県むつ市田名部 恐山菩提寺にて

風呂上りのきれいな体で恐山巡りとする。さすがというべきか、恐山は本当に戦々恐々。霊感に一切鈍感な僕でも、一瞬背中に何かが取り憑くような悪寒におそわれる。身震い。日本のあらゆる辺境地が観光化されている現実を考えれば、恐山も類に漏れないわけだが、それでも特別な何かを感じずにいられない雰囲気がある。日本の中でも稀な特別な地だ、ここは。


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青森県むつ市田名部 恐山菩提寺にて

霊場といえば本来極楽の地。だが、死人が集まる地としてはこの地はいささか恐ろしすぎる。一面に灰色の火山灰の小山に、硫黄煙が所々から立ち上がる。背筋が凍る圧倒的な存在感。ここが地獄の入り口だと錯覚する人間の心情も理解できる範疇。


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青森県むつ市田名部 恐山菩提寺 賽の河原

恐山の一番奥にある賽の河原。宇曽利山湖の先から風が吹きつけてくる。


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青森県むつ市田名部 恐山菩提寺 賽の河原

畔にこのような献花やかざぐるまが立てられている。その湖の先に何かがありそうだ。風で幾つものかざぐるまが勢いよく回る。そのかざぐるまを全部止めてしまいたい衝動に駆られる。頼む、止めてくれ。


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青森県むつ市田名部 恐山菩提寺にて

また地獄の小山を抜けると入り口に戻る。そこに来て少し気を抜く。遊歩道にしてはかなり精神的にスリリングな恐山巡りだった。

青森の旅は続く。


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青森県むつ市田名部 恐山菩提寺にて

10月7日 青森県むつ市 
7:30 起床
9:00 キャンプ場出発
9:45 恐山入山
10:00 礼技の湯
10:30 恐山巡り


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scene 32 青森 恐山 - 茜食堂 より
trackback - 只今修行中 より 2010/08/18

三途の川を渡りました~!

実は私、三途の川を渡りました・・・

儚い人生でした・・・

いえいえ、そうではなく、

実は、

青森県、下北半島の恐山へ行ってきました!(・ω・ノ)ノ

詳細⇒恐山-Wikiped…

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