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松山千春を聴きに往く

仕事へ向かう途中、フジロックの帰りと見られるライダーを発見。4年前に初めて出たツーリングで初めてライダーに声を掛けられたのがフジロックに向かう女性ライダーだったことを思い出す。僕はただ長野にある田舎に向かったいただけなのだが、荷物を背負っているオートバイだということで、気軽に声を掛けられた。「フジロックに行く方ですか」と。松山千春のコンサートはライブではなくコンサート。何せ歌う人が50歳。30周年記念コンサート。当然ファンも同世代とすればかくとなり、40代から50代がほとんどで、中には子供連れも。子供といっても小学生くらいの子供連れが多い。明らかに僕は浮いていた。みんな座ってしっくり歌を聴く。タテノリでなきゃ盛り上がれないという方もいるだろうが、僕は充分に盛り上がった。満足だった。
松山千春のスタンスは対峙だ。目を背けずに向かい合えば、即ち愛はせつなになる。そして、彼は自分の愛を相手にぶつける。僕は彼と対峙して耐えられるほどの正しい人間だとは思っていないし、正しい人間ではないが、彼を見て微笑むことができた。
それにしても凄いパワー。さいたまスーパーアリーナ3万人を巻き込む。そして笑いの渦と説法。そして怒涛の歌声。脇には赤い薔薇を一輪差し。なにせ30年といえば僕の生涯じゃないか。松山千春、是非くたばるまで歌ってくれ。人が必要とする限り歌ってくれ。あなたは汚らわしき人間として充分に美しい。

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松山千春、プロの世界へ「旅立ち」30年-北海道日刊

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