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現在の世界遺産暫定登録リスト

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大浦天主堂 長崎県長崎市南山手

世界遺産の暫定登録リスト選定のお話、実際に世界遺産登録されている話題と続けてきました。では、今現在日本で世界遺産の暫定登録リストに載っているところはどこか、見てみようと思います。

文化遺産
古都鎌倉の寺院・神社ほか – (1995年1月)
彦根城 – (1995年1月)
平泉-浄土思想を基調とする文化的景観 – (2001年6月)
富岡製糸場と絹産業遺産群 – (2007年1月)
長崎の教会群とキリスト教関連遺産 – (2007年1月)
飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群 – (2007年1月)
富士山 – (2007年1月)
国立西洋美術館本館 – (2007年9月)
自然遺産
小笠原諸島 – (2007年1月)

とのこと。これに自然遺産として琉球諸島がリスト入りすることが既に決まっていて、さらに今年5件の暫定リスト入りが決まった、というわけです。ずらっと必見のスポットが揃っている暫定リスト。これらのスポットは今後ユネスコにプレゼンをして、認められれば晴れて世界遺産として登録される運びとなります。暫定リスト入りはその第1歩の関門だったわけですが、実はここからがまた大変。というのは平泉が一度プレゼンしたのですが、登録見送りをされたんですね。
暫定リストに載ったからといってそのまま世界遺産になれるわけではないんです。前の記事で石見銀山のところで触れましたが、やはり重要なのはその遺産が世界でどのような位置づけにあってどう優れているのか。そこを越えないと世界遺産にはなれないんですね。日本でいくら評価が高くても駄目なんです。ただ内輪受けしているだけじゃなくて、そのよさをいかに他の価値観で生きている人たちにもアピールするか。これに掛かっているわけです。平泉はもういちど企画書練り直しているようですが、もし次も駄目で取り下げなんていわれたら道を閉ざされることになるかもしれません。関係者は努力されているでしょうが、報われるようにしてもらいたいですね。
そんな視点で他の候補地を見ると、ちょっとこわいところが多いですね。彦根城はすでに姫路城が世界遺産になっていますし。鎌倉なんてもう10年以上前ですから放ってしまっているんじゃないですかね。自然遺産の小笠原諸島や琉球諸島は自治体より国としての活動が感じられますが、自然遺産は知床でも相当苦労したと聞いていますから、本当にむずかしいですね。やはり有望株は長崎のキリスト教遺跡群でしょうか。世界で稀な300年の潜伏時代はとても大きな武器になるでしょう。是非世界遺産入りに繋げてもらいたいです。

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