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星に願いを。


星に願いを。 [DVD]

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2002年。今週末のTBS系で放送されましたね。香港のアカデミー賞を受賞した映画「星願」をリメイクしたとのこと。竹内結子と吉沢悠の共演。とりわけ竹内結子に関しては人気がうなぎのぼりの時期に撮影したということもあってか、非常に存在感を剥き出しにしている作品です。今改めて見るとちょっと灰汁が強いなと思いますが、この彼女の強い主張が作品の注目度の基幹をなしていたことは言うまでもありません。
ちなみに竹内結子はこの映画を皮切りに「黄泉がえり」「天国の本屋〜恋火」「いま、会いにゆきます」などファンタジックな作品にたびたび登場。水が合うということでしょうか。

この作品の一つの特徴がすべてのシーンがオール函館ロケであること。函館山から見る夜景のような奇跡的な地形を持ち、異国文化を取り入れた建造物が立ち並ぶ函館のロケーションとSFラブストーリーの本作の相性はかなりいいです。日本各地、殺人事件などの悲劇的なロケーションが似合う地があれば、ここ函館はやはりファンタジーが似合う地だと思います。
写真は「星に願いを。」で重要なロケ地になっていたカフェ・モーリエという喫茶店。ロシアの家庭料理であるピロシキの美味しい店として地元でも有名とのこと。この地区は函館山の裾野の急坂にあり、店内から函館湾を広く眺めることができます。今年の1月の函館の旅でコーヒーを飲みながらこの光景をゆっくり楽しませてもらいました。その他、ロシア領事館や遺愛女子学園、緑の島に続く新島橋など函館を代表するロケーションをふんだんに使っての撮影が行われておりました。そうそう、吉沢悠が路面電車の中で、はせがわストアのやきとり弁当を食べて、「うめぇ」というのもいかもに函館映画ですね。

そしてもう一つ重要なる特徴が音楽。クロマチック・ハーモニカに登場です。クロマチックハーモニカというのは1つのハーモニカで半音階を含めてすべての音が出せるハーモニカです。一般的な複音ハーモニカやミュージシャンが多く使うブルースハープは1つの調しか音を出せないので、ハ長調、ニ短調など曲の調によってハーモニカを用意しなければならないのに対して、クロマチックハーモニカは一本ですべての曲に対応します。
劇中、このハーモニカは主演の2人の心の通いに大きく影響していきます。ジャズ・ハーモニカ奏者のウイリアム・ギャリソンが奏でる主題歌「When I think of You」の旋律の美しいことといったらありません。
そんな函館とハーモニカが溢れる本作。ストーリーと共に、そんな映像と音楽も楽しめる宝が詰まった一品です。

関連リンク
クロマチック・ハーモニカとは-クロマチック・ハーモニカ奏者木谷悦子さんのHP
10Holes-クロマチック・ハーモニカ専門店
カフェ・モーリエ-2007年に函館に訪れたレビュー。サイト内リンク

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