- 2008/11/21 23:59
- 映画

ナミイと唄えば [DVD]
Powerd by AmazonLink 2.0.0 beta3.
![]()
2006年。沖縄は八重山諸島の石垣島、ナミイこと新城浪おばぁのドキュメンタリーノンフィクション映画。監督はこれまでにチェルノブイリのドキュメンタリー映画を撮っている方。写真家でもあるようですね。その他出演に浪曲家の玉川美穂子、今は改名して玉川奈々福さん。それと本作の原作を書いている姜信子、この方は在日2世で比較文化というか国際関係の著作が多いようです。それとナミイの彼氏だという大田静男。この方は石垣島の芸能文化を研究している方だそうです。まぁドキュメンタリーらしく面白い面子で撮っているんですが、この映画の配給があのマニアックでアットホームな単館系映画館ポレポレ東中野だとか。
おばぁの三線の歌い手としての生涯を振り返る生い立ちの記と東京・浅草での歌謡ショーを交互に織り交ぜながら展開。生い立ちの記の途中に劇中歌を入れながら、オペラのような展開ですね。もちろんこの映画のお目当てはナミイの歌。特に気に入ったのは与那国島の久部良割に赴いての、死した魂に送る島唄。ナミイの唄は歌と三線があってなかったり正直上手というのではないんですが、とにかく味がある。御年映画製作当時85歳とのことですが、いわゆる私たちが小学から勉強する音楽ではなく、伝承や手習いの中から習得した特別なものを感じます。座敷で歌ってきたところから、お客様のどの要望にも答え得るレパートリーの多さにも目を惹きますね。唄が生活そのもの、という彼女の生き方に納得し、生き様に共感を得ずにいられません。楽しく見させてもらいましたよ。
評価 ★★★☆☆
関連リンク
沖縄最後のお座敷芸者、新城浪さんの物語『ナミィと唄えば』-原作者・姜信子インタビュー。ナミイおばぁとの出会いなど。