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半落ち


半落ち [DVD]

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2004年。横山秀夫原作小説を佐々部清が映画化。でもって2003年日本アカデミー賞受賞作。主演は寺尾聰。「雨あがる」に続いて本作にて2度目の最優秀主演男優賞を受賞。その他、柴田恭平、原田美枝子、樹木希林、鶴田真由、吉岡秀隆、國村隼、高島礼子、奈良岡朋子、嶋田久作、斉藤洋介、西田敏行、本田博太郎、田山涼成、田辺誠一、石橋蓮司、井川比佐志、伊原剛志。豪華といえば豪華。個人的にはやはり柴田恭平。あ、永井杏なんかもいますね。
物語は妻を殺した警察官が自首してきたところから始まって、警察、検察から法廷へと舞台が移る中でその男の素性がそ明るみになっていく顚末を語る、といったところ。全体的には「大切な人はいますか?」と何度となく問いかける、人間ドラマ。元はミステリーだったということですが、ミステリーを無視したというか、素通りした感じですかね。人間ドラマ一直線でテーマの純度も高い。主人公の言わんとするところに考えさせられる部分あり、またはその純度を認めつつも抗う人あり、なかなか味がある人間ドラマでした


半落ち (講談社文庫)

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この「半落ち」には原作のほうに論争があったようで、どうも受刑者は骨髄のドナー提供ができないとか。確かにこれがミステリーのオチなら疑問は出ますが、読む人間としてはただ楽しければいいともいえます。どうせ小説は大元が創作なんですからね。ガタガタ御託を並べるよりはこれでいいと思います。もしかしたら映画が人間ドラマを優先したのはこういう理由からかもしれませんね。
アカデミー俳優寺尾聰の黙して語る圧巻の演技。その一方、しゃべらなくていいものまでしゃべってしまう他の人たちがちょっと多いのが気になるところ。盛り上がっているところに核心をべらべらしゃべらせるのは何ででしょうか。多分、万人にわかる様にというありがちな日本映画の構造欠陥。あれだけの俳優を配しながらなぜもっと勝負しないのか。それとも俳優を信頼していないのか。どうも解せませんね。物語の質が高いだけに本当に勿体無いですね。あと、いい気分だったのに最後に流れてきた歌が解せません。森山直太郎。当時人気者でしたからね。やはりトレンド重視ってことか。

評価 ★★★☆☆

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半落ち - 茜食堂 より
trackback - ほっこり読書時間 より 2010/01/09

半落ち 横山 秀夫(著)

読みはじめたら止まらない一冊
半落ち
横山 秀夫(著)
620円

おすすめ度:★★★★☆
こんな人におすすめ:ミステリを食わず嫌いしていた人…

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