- 2009/05/04 17:36
- 映画

隠し剣 鬼の爪 通常版 [DVD]
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2004年。藤沢周平の剣豪小説『隠し剣』シリーズの「隠し剣鬼ノ爪」と「雪あかり」の2つの短編を原作に山田洋次監督が映画化した時代劇映画。藤沢作品に山田監督コンビの映画は「たそがれ清兵衛」「武士の一分」などがあり、そのコンビ第2弾が本作とのこと。主演は永瀬正敏。共演に松たか子、吉岡秀隆、小澤征悦、田畑智子、高島礼子、倍賞千恵子、小林稔侍、田中邦衛、笹野高史、緒形拳など大御所も揃っております。個人的に注目はやはり田中泯さんですかね。すごい存在感。メディアのお仕事をする人は目立ってナンボだと思うのですが、そうでなくてもすごい人はまだまだいるものですね。
物語は藩の騒動に巻き込まれ剣客の友人同士が果し合いをするというもの。前述のとおり別々の話を1つにまとめているわけですが、さほど違和感は感じなく上手く溶け込ませていると感じました。恋愛のほうもいわゆる武士の家の主人と使用人の関係でいわゆる江戸時代のそれ。舞台設定は幕末ということでしたが、さほどそこに物語的な意味はなくて、むしろ単に物語を進めるスパイスとして使っていたかと。基本は人情劇で優れた特異性は感じませんが、映画としての完成度は高い一作だと思います。小澤征爾の息子を倒すときに隠し剣は使わないで倒してしまって、おいおいタイトルはどうなったんだと突っ込みたくなりますが、しっかりラストに巨悪を倒すときに出てきました。なかなかカッコ良い奥義ですね。主演の永瀬正敏の演技ぶり、松たか子との相性もなかなかよかったです。でもやはり何といっても田中泯さんかな。
評価 ★★★☆☆