- 2009/06/29 19:00
- 映画

天然コケッコー [DVD]
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2007年。くらもちふさこ同名コミックを原作に、「リンダリンダリンダ>」を手掛けた山下敦弘監督が映画化。主演は夏帆。本作で日本アカデミー賞新人賞を獲ったということで待望の清純派美少女女優ってところですかね。その他岡田将生、佐藤浩市、夏川結衣、斉藤暁、柳英里沙など。この映画のお目当てはそんな夏帆ちゃんではなくて、脚本の渡辺えりさん。もちろん見てくれのことでなく、「約三十の嘘」「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」と結構いい映画に名を連ねている方なんですよね。しかも、本作を含めた4作品しかキャリアがないんですよね。相当な的中率だと思うのですが。
舞台は原作者の故郷で作品の舞台でもある島根県浜田市。そこに住む一少女を中心とした日常の物語。恋愛、家族などの辺り一遍のものがたりですね。その辺り一遍な物語でもそこの物語が見れるのはこのロケ地を活かした長閑な雰囲気を楽しむことができるからですね。それがこの物語のストロングポイントですね。もっと言ってしまえば田舎っぽさ。その田舎っぽさは単に見た目だけではなくて、その思考にも出ているのが面白いですね。田舎娘の目や脳みそから見る世界、これがいいわけですね。この視点が面白いのはその田舎世界とは別のところに住んでいる方々の生活、すなわち都会との対比においてこそ有効ですね。田舎志向や、スローライフやらロハス志向なんてものありますね。最近の映画では観光目的で観光地を映しまくって、祭りやイベントを前面に出した映画なんてのを良く見ますが、この映画は田舎丸出しでも、一切観光地が出てくるそういった類の宣伝をするでもない。その観光目的とは一線を隠した田舎丸出しの映画ですね。あたかもそのド田舎に自分のいるような、そんな魅力がこの映画の持ち味ですね。製作でもコミックの原作らしく、1話1話小気味よく区切っていくやりかたもいいですね。物語自体もその田舎っぷり満載のさわやかさが持ち味で、いわゆる思わず見たくなる映画然としています。そうそうさわやかといえば主演の夏帆さんですね。この映画を見るまでいろいろと脇役で彼女を見る気が階がありましたが、そのさわやかさが今回しっかりマッチしたかなと。
評価 ★★★☆☆