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珍しく映画コラム

ここんところで映画界を席巻していたこと、それはテレビ局主導の映画ですね。映画の始まる前にある、東映の映画で言えばあの波の映像の部分が、テレビ局の名前を見る映画がここ数年かなり多くなっていました。最近のテレビ映画は大資本がモノをいって、豊富な資金力で話題の原作の権利を買い、そして有力な俳優を配して、宣伝にもお金をかけて、映画→DVD→テレビと売りまくるという構図なわけです。

しかしながら、結果テレビという多くの客層をカバーするためにか、原作などの物語を多く書き換えた、いわば平易なストーリーの映画がとても増えました。広い客に見合う物語ということで、ありきたり一辺倒、中にはどの映画でも同じようなストーリーになっている映画も出てきました。まさに話題性の原作の名前を宣伝の足しにするだけで、ストーリーや原作のよさを消してまでも、ありがちな話にもっていこうという意図が感じられます。原作を読んで期待して映画を見るとがっかりするという映画詐欺ですね。これこそまさにテレビ局主導の映画市場原理主義です。ただやはり金の力は強いのか、そんな情勢が続いていたのがここ数年の映画界だったかと。

一方、テレビ局一時は本当に大量に映画を作っていましたが、最近は不況になってからそれがパタリとやみましたね。最近、テレビ局が映画を作ったという話をすっかり聞かなくなりました。採算上リスク回避してるんですかね。ですが私はこの傾向がとても良いかと思ってます。1990年代も不況といわれていましたが、このころはいい映画を撮る新人監督がいっぱい出てきて、お金がなくても才能で勝負したいい映画がいっぱい出てきました。今映画→DVD→テレビ放映なんて資金的に大規模にやっている映画を撮っているのがその頃に出てきた監督さん。実績残した監督さんはギャラも高くなっているでしょうしね。それでも不況こそチャンスと名を高める新進気鋭の映画監督さんを求めたいところです。世代交代とまでは言いませんが、新しい風、フレキシブルなものを期待したいですね。今後の映画界に。

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