- 2005/05/14 00:24
- 日本一周データ
私が日本一周で一番多く宿泊したのがライダーハウス。知っている人にはあまり既知な知識ですが、初めて旅する人にとってはいい情報かと。
ライダーハウスというのは主に北海道に存在する旅人のための安宿です。料金は無料から1500円程度で設定されています。起源は、80年代に北海道に旅ブームが起こり、自炊野宿を基本とするバックパッカーやライダーが北海道を訪れたが、無人駅やバス停に寝泊りしている者や暴風の日などに途方に暮れている旅人を道民の方が善意で自宅に泊めたり倉庫を貸し出したりしたのが契機で、1000円程度(つまり光熱費程度の値段)で旅人を泊める施設が道内に派生していったという背景があります。
相部屋雑魚寝が基本。寝袋は必修。ですが、最近は布団を貸し出したりしてくれるところや、個室を用意してくれるところが増え、サービスが多岐に亘っています。形態も飲食店、銭湯等を兼業している所もあり、その地の特産品を提供してくれるライダーハウスも。建物も使用していない倉庫を利用しているところから、新築のログハウスまで多岐に亘り、ライダーハウス毎によってサービスが千差万別で多様化しています。どのような施設なのかを知るには一つ一つ調べる必要があります。詳細はここやここなど。こちらはQ&A形式でまとめてあります。秀逸。
安い、の他にあるライダーハウスの魅力、それは自分の仲間を増やせることです。旅の性質上どうしても一人で行動している人が多いわけですが、そんな旅人達が多く集まり、唯一交流できるのがライダーハウスやキャンプ場などの旅宿な訳です。スポットの情報交換をして、酒を酌み交わす。無論、素性も何も知らない初めて会った人々とです。自由を謳歌しながら一人旅の孤独感という同じ体験をしている妙な同士感が信頼関係を作り出します。私にもそうやって出来た友達が少なからずいます。そんな独特な空気がライダーハウスにはあるのです。余談ですが、私の知っている範囲の人で、とあるライダーハウスで知り合ったことが契機となり結婚した方もいます。
ただ、やはり見ず知らずの、価値観の違う人達が集まっていることは忘れないようにしたいです。旅人同士や地元住民の方とのトラブルが発生するのもこのライダーハウスであったりします。
以下が私が宿泊したライダーハウス一覧です。個々にインプレッションが欲しい方はコメントに記入してくれれば可能な限りお答えします。
北海道
ライダーハウスみどり湯(稚内市)
ライダーハウスやませ(猿払村)
鏡沼海浜公園キャンプ場内ライダーハウス(天塩町)
みつばちハウス留萌ARF(留萌市)
島田たくろう牧場(湧別町)
赤い屋根(羅臼町)
めぐみや(弟子屈町)
大正カニの家(帯広市)
ログ由縁(富良野市)
シューティングスターロマンス(札幌市)
ライダーハウス岡本(余市町)
白鳥の宿(室蘭市)
ライムライト(函館市)
他県
阿蘇ライダーハウス(熊本県阿蘇町)
過去に利用したことがあるライダーハウス
北海道
夕日の家(網走市)
インディアンサマーカンパニー(根室市)
糠平温泉湯元館(上士幌町)
ねこじゃらし(札幌市)
ライダーハウスおしょろ(小樽市)
ちなみにライダーハウスに名前に「カニ」や「みつばち」などの動物の名が含まれていますが、「カニ」とはバックパッカー(バックパックが大きく駅の改札をカニ歩き、つまり横歩きで通った様)、「みつばち」というのはライダー(オートバイの排気音のブンブンという擬音を用いたもの)を道民の方がそれぞれカニ族、ミツバチ族と呼んでいたそうで、そこから来たものだと思われます。今は死語か。
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- ライダーハウスのお話 - 茜食堂 より

