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猫の恩返し


猫の恩返し / ギブリーズ episode2 [DVD]

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2002年。スタジオジブリ制作。原作は「耳をすませば」でジブリとのタッグ経験がある柊あおいの同名コミック。監督は森田宏幸。新人さんだったようですね。75分の短編で、劇場公開当時はギブリーズ episode 2というのと同時上映だったようですね。声の出演は池脇千鶴、袴田吉彦、前田亜希、山田孝之など。鈴木、大泉、安田の水曜どうでしょうトリオもかなりの脇役で出ていたようです。気づきませんでしたが。
高校生が「自分の時間」を取り戻すために、猫の世界へ行って冒険するお話。恐らく公開当時の流行であった自分探しというやつですね。それを成長と捉えるなら、ジブリアニメでは「魔女の宅急便」の系統というんでしょうか。カラリとした世界観も魔女っぽい。ジブリアニメとしての完成度はあっても、いまひとつパンチが効いていないというのが私の印象。今までのわたしでよかったんだというオチで終わったこの映画、いわゆる自己肯定がテーマだったと思われますが、非常にテーマが薄い。主人公が猫の国で体験した出来事がどうその自己肯定に繋がったのかが描かれていないし、そもそも主人公は充分に魅力的でした。ジブリだからとか、猫がかわいいとかかっこいいとか、それこそ見ている人の目をくらまそうという感じで、確かに絵は綺麗なのですが、それを除くとどうもあってもなくてもいいような通過儀礼でした。ストーリーのオリジナリティも感じませんでしたね。なんともどこにでもありそうな物語で、わざわざこれを見ろ、という感情もなし。残念。

ここから追記。猫の恩返しは1995年公開のジブリ映画「耳をすませば」で物語のなかで主人公が初めて書いた小説をモチーフに作られた、エクストラストーリーの位置づけであるとのこと。猫の恩返しを見た後に耳を澄ませばをみたのでちょっと時系列が前後しているのですが、やはり評価は変わらず。

評価 ★★☆☆☆

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