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土佐弁はむずかしい

高知に一番困難が生じたのが言葉ですね。
なにしろ聞き取れません。高知に来て2日目くらいに相方の親御さんと食事をしたのですが、これがどんなに耳を凝らしてしゃべっている言葉を聴いてもさっぱり内容がわかりませんでした。それが不思議なもので今は土佐人にまみれて仕事をして、紛いなりにも土佐弁をしゃべって生きております。というか、生きちゅうがよ。
土佐弁はそれほど特有の言葉というのはないんですね。とてもということを「しょう」といったりするとか。とてもおおきいを「しょうおおきい」といったりします。ものの代償を表現するのに小を使うとちょっと紛らわしいですが、特徴的なのはこれくらいですね。それほど新しい単語を覚えなくても会話をすることができます。訛りも際立ったものじゃないんでないですかね。
ただ土佐弁が本当に珍しいのが、いわゆる標準日本語にはない時制の文法、つまり「〜している」という標準語に対して「(今まさに)〜している」という現在進行形と「(今という時間まで)〜している)という現在進行形で言い方を分けているんですね。これはびっくり。ちなみに現在進行形のほうを「〜しゆう」、現在完了形を「〜しちゅう」と表現します。どうせなら現在進行形をしちゅうとすればわかりやすかったんですが、もちろんそういう問題ではありませんね。実際のところ、時制的に現在完了でしゃべらなければいけないところに現在進行形でしゃべったりする場合があり、その進行形と完了形の区別に文法というほどの基準が実はなくて、かなりややこしいんですけどね。結局のところ質問してみないとわからないというオチなんです。つまるところ言葉は伝承によるところが大きいのかなと思う次第です。

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