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真夏のオリオン


真夏のオリオン [DVD]

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2009年。池上司の「雷撃深度一九・五」を原作に、「はつ恋」「天国の本屋」の篠原哲雄監督が映画化。主演は玉木宏。変わらずトップランナーの一人ですね。北川景子、堂珍嘉邦、平岡祐太、黄川田将也、吉田栄作、太賀、鈴木拓、吹越満、益岡徹が出演。CHEMISTRY堂珍が映画初出演ということで結構話題になったようですが、それ以上に気になったドランクドラゴン。塚地のほうはもう主役級でのキャスティングがあるほどですが、相方も結構ドラマとかに出ているんですね。彼の演技を初めてみたのですが、結構当り役でしたね。

第2次世界大戦、日本軍の潜水艇と米駆逐艦との攻防を描いた作品。原作は戦争中インディアナポリスという最後に撃沈されたアメリカの軍用艦と日本の潜水艦について書かれているもので、さらに戦争系(?)の映画を多く手掛けている福井晴敏を監修としてスタッフ入り。原作自体が史実を基にしたフィクションだということですので、それをさらにアレンジしたという作品。
基本的なテーマはつながりというんですかね。真夏のオリオンと名づけられた恋人から送られた音楽が物語の展開を大きく左右する。作品自体の完成度はあると思いますが、もともと戦争を演じているというよりは映画を撮っているという感が強く、「戦争」というテーマを求めている人にはちょっと物足りないかもしれません。音楽が人と人を分かち合わせる。それは美しいものですが、あまりにも予定調和的。戦争というフィルターを考えるとちょっと白けるところがあります。アメリカとの攻防もなかなか面白かったですが、もっとその戦争が深く語られないと旨味が出ないなあと。戦争で命を尊さを語るのはいいことですが、他にいい戦争映画たくさんありますからね。
演技陣。吹越満、玉木宏が好調。ベテラン吹越は磐石ながら、玉木がここにもしっかり対応していたところいいですね。堂珍もよかったと思います。一応書きおきますが北川景子はちょっと。もうこれ以上の役はこなせなさそう。

評価 ★★★☆☆

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