
犬神家の一族 コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD]
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1976年。横溝正史原作小説を市川崑監督が映画化。横溝氏にとっては代表作の金田一耕助シリーズの1作となります。金田一シリーズの中でもとりわけ人気の高い本作は、映画ドラマとこれまで8本も映像化されているとのこと。とりわけこの市川監督作品は何でも「日本映画の金字塔」ともいわれるそうで。というのも80年代の映画界を席巻した角川映画こと角川春樹事務所の第1回作品だったとのこと。多少の宣伝もありますかね。
主演は石坂浩二。そして三姉妹に高峰三枝子、三条美紀、草笛光子。ヒロインに島田陽子。島田陽子さんはこのころ砂の器や白い巨塔と結構なお役が多いですね。その他あおい輝彦、地井武男、小林昭二、坂口良子、加藤武、大滝秀治、岸田今日子、三国連太郎と豪華な面子。実は1976年というのは私が生まれた年なのですが、そんな時代の映画でもこれだけ私の知っている俳優さんがずらり。豪勢さを感じます。それと端役に制作の角川春樹、原作の横溝正史と出演しているのがミソですね。
物語はいたって金田一シリーズの推理モノ。那須の豪商犬神家の遺産相続を巡る事件をあの飄々として怪傑に解決するもの。残念ながら悲劇を止めることはできませんが。金田一の歴史としてはこれが初めての事件ではないので、もう板についたところからのスタート。その飄々さが誤解を招いてどうのこうのとお決まりの、と。物語の妙やパワーというよりは映画の作りが好感。あの時代の映画特有の無骨な統一感。全体的にダークな色彩でなるほど映画そのものの完成度を感じます。味がある。噛み応えがある。そんな感じですね。このごろの映画みたいに変に主役をクローズアップして凄そうに見せるのと比べて安定感があって好みです。もっともこの映画の知名度は原作や映画以上にシズマのあのジェイソンのインパクトなのかなと。まぁ商売としては大事なことですけど。
評価 ★★★☆☆

犬神家の一族 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
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