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男爵資料館(1/2)

渡島当別に来たのはトラピスト修道院に来るのが目的だったのですが、電車の時刻の都合で予定の時間より2時間も早く来ることになりました。ということで辺りをふらついていたのですが、そこで、この男爵資料館なるものを見つけました。

さて、この男爵資料館とは何なのか。それは写真のいもと関係があります。といってもいもの資料館ではないんです、明治〜昭和に活躍した実業家、川田龍吉男爵の資料館となっております。川田氏は高知出身で三菱財閥で働いた父の後を継いで横浜ドックの初代社長に就任。後に函館ドックの社長として召喚され会社の建て直しに成功し、辞した後の後生をここ当別で過ごした方。

これを読んで察しの良い方はお分かりでしょうが、男爵いもを日本に初めてもたらしたのはこの川田男爵でした。当別で開拓に精を出した川田氏は日本にあう外国種のいもを輸入にして成功したのがこのいも。それを男爵いもと名づけた、というわけです。
そんな男爵が所有していた物を展示しているのがこの男爵資料館なのであります。

資料館はその川田氏が開拓した川田農場の跡地の牛舎を利用して営なわれています。サイロのそのままのようですね。

その資料館には、開拓当時に使用された様々な農具が置かれています。農具といっても明治期では到底考えられない、機械系の農具です。トラクターの原型のような機会が所狭しと並んでいて、かなり壮観です。男爵はこういう最先端のものが好きなようで相当輸入して使っていたようです。鉄が油で黒光りしてこれはこれで金属美。当時の世界で起こった産業革命の一端にでも触れた気がした、素直に感動。

こちらの資料館には機械の専門の方がこれらの古の農具を見に来られるそうです。確かにこれは今までに見たことのないものばかり。資料館の方にその類の方ですか、と聞かれたのですが、正直に時間つぶしに立ち寄っただけです、と答えておきました。

関連リンク
男爵資料館公式ホームページ

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