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男爵資料館(2/2)

男爵資料館、続きです。こちらが男爵資料館の全景です。こう見てみると海が近くありながら両側を丘に囲まれたよさげな場所にあることがわかります。ここを開拓地に選んだ川田氏の考えも解る気がします。

川田男爵には男爵いもの他にもう一つ日本初の勲章があります。それがこの写真、ロコモビルというアメリカ製の蒸気自動車です。アメリカ人が横浜に持ってきたものをほぼ一目惚れで購入したようです。これで川田氏は日本初のオーナードライバー、車の所有者になったということ。今の価格で900万さすが職人上がりの金持ち。函館と当別の往復でも利用していたようです。馬車だって珍しい時代ですから相当目を惹いたでしょうね。

もうひとつ川田氏について面白いエピソードが。それがこちらの英文の手紙です。彼はイギリス・スコットランドに留学している間に、結婚の契りを交わした英国人女性がいたというんです。この手紙にはかなり熱い内容の言葉が記されており、その愛の深さを感じます。
彼は結婚の承諾を得、そしたら彼女を迎えに来ると約束して帰国しますが、いかんせん時代が時代。今でも閉鎖的な日本気質を考えれば、親の承諾を得られなかったのは必然ともいえますね。帰国以後、川田氏はスコットランドに戻ることはなく、2人の恋は終わりを告げます。

川田氏は彼女からの手紙の他に、こちらの写真にある金庫に彼女から貰ったであろう金髪が入っていたとのこと。川田氏にとってはこのことは家族にも内緒にしていたことのようです。
そんなまるでドラマのような恋愛劇ですが、実際に本にもされて出版されているとのこと。ちょっと前に「長州ファイブ」という映画の記事の中でも言及したんですが、まさにこちらの話を参考にしたようなストーリーがあったりします。うーん、この人の生涯、まさに波乱万丈。

偶然見つけて目的もなく見たにはかなり面白い資料館。正直のところ全国的に著明な人物でないというのもあってか知られていない資料館ですが、かなりオススメです。いわゆるB級資料館ってやつですかね。

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